対中投資戦略

〜地政学リスク・ポストコロナにおける対中投資戦略を再考、失敗事例から成功法則を学ぶ〜

 

 

 

 

 

講義概要

市場戦略、投資実行、M&A、人事、リスク管理を中心に失敗しない中国投資を論じる

習得目標

市場戦略からリスク管理まで中国投資に関わる諸課題を体系的に学習

カリキュラム

第1回 | ポストコロナにおける中国市場特徴、日系企業の市場開拓における市場戦略

第2回 | 重大変革を遂げた外資参入規制、特別管理措置及び届出制下の投資実行

第3回 | 中国進出に際する選択可能な投資形態およびM&Aの活用及び実行

第4回 | 進出企業の成功のカギを握る中国人材活用、人事戦略の見直し及び労務問題

第5回 | 子会社における財務税務、贈収賄訴訟、労働紛争、技術流出などのリスク管理

担当講師

鄭 林根 | Lingen Zheng

King & Wood Mallesons法律事務所・外国法共同事業(金杜東京)、アドバイザー・中国弁護士。1986年から1994年まで、中国財務省法規局に勤務。1998年から2020年5月までデロイト トーマツ グループ(有限責任監査法人トーマツ、DT弁護士法人)に勤務。2020年6月に金杜東京に入所。日本企業の対中投資に係る投資全 般・税務に関する相談業務、また中国企業の日本進出に関するサポート業務を行なう。2005年より亜細亜大学大学院 アジア・国際経営戦略研究科非常勤講師。在日中国人律師協会の会長、名誉会長を経て現在副会長。「中国の投資・会計・税務(第5版)」(共著、中央経済社)、「中国新企業所得税の実務」(共著、清文社)、「中日・日中会計税務投資用語辞典」ほか

 

思い出に残っているアジアでのエピソード

90年代後半から、日本企業の対中投資全般のサポートを業務とし、いろんな投資案件をサポートしてきました。1998年アジア金融危機、2008年金融危機、そして2011年日中尖閣諸島紛争など大変な時期も経験しました。対中投資の成敗はさまざまな要素が絡んでいますが、数億円で投資し、数万円で投資案件を売却し撤退した、子会社が失敗し親会社の存続までに及ぼすようなつらい案件や、資本参加し翌年度億単位の投資リターンを獲得したような喜ばしい案件、子会社が成長し中国で上場した案件も経験させていただきました。

講義への想い

日中ビジネス現場から痛感したのは、対中投資において失敗した案件のほとんどが、事前に中国のマーケット、投資規制及び実態を把握しておらず、また専門家のアドバイスも受けていない状況で実施されたものでした。また、中国で成功している企業も、多くの失敗・苦労を経験しています。日本企業の対中投資に失敗を繰り返さないように、対中投資における必要、最低限の留意事項、特に、ポストコロナにおけるマーケットの検討、投資の実行、運営における人事、リスク管理などについて成功事例、失敗事例などから20数年の実務経験を踏まえ、「失敗からの成功へのヒント」を皆様にお伝えします。

受講生へのメッセージ

本講義はこれから対中投資を検討される企業の方、対中投資を実行しようとしている企業の方、すでに進出済みで運営に携われる企業の方を想定していますので、すでに中国進出の商習慣、投資に関する基礎知識があることを望ましい。受講するにあたって対中投資の知識がお持ちでなければ是非事前に関連の解説本をお読みなられることをお勧めいたします。既に対中投資の知識、経験をお持ちの方でしたら是非現場からの疑問、悩みなどを整理し、講義の時で議論させていただければ幸いです。